水素吸入療法
人体にとって極めて有害な活性酸素「ヒドロキシラジカル」のことをご存じでしょうか?
活性酸素とは、酸素の代謝過程や外部からの刺激によって生成される非常に反応性の高い分子の総称で、DNAやミトコンドリア、タンパク質や脂質などの細胞構成要素を攻撃し、細胞機能の障害や細胞死を引き起こすことがあります。
身近なところでは肩こりや腰痛、疲労感や倦怠感などに、怖い病気ではガンや心筋梗塞、脳卒中の発症や悪化に活性酸素は深く関わっているとされます。
活性酸素種には、ヒドロキシラジカル以外にも過酸化水素やスーパーオキサイドなどがあります。それらは、白血球が微生物を攻撃する際に利用されたり、細胞シグナル伝達に関与するなど、人体にとって有用に働く側面もあり、必ずしも有害一辺倒という訳ではありません。
しかし、ヒドロキシラジカルにはそのようなメリットはなく、人体への有害性が際だっているため、普段から積極的に対策をとることが望まれます。
活性酸素種の有害な影響を軽減するため、当院では以前からビタミンC点滴やグルタチオン点滴をご提供して参りました。
現在は、この2つの成分を1つにした「白玉点滴」を皆様にご利用頂いております。
活性酸素対策の治療のことを「抗酸化療法」と呼び、水素吸入療法もその一つですが、水素吸入療法が他の抗酸化療法と大きく違う点があります。
それは、水素はヒドロキシラジカルだけを選択的に取り除くことができるという点です。
ビタミンCやグルタチオンの抗酸化力は水素よりも遙かに強いのですが、活性酸素の種類を区別して取り除くことは出来ません。
水素の抗酸化力は非常に穏やかなため、活性酸素の正の側面に悪影響をもたらすことはありません。
また、極めて小さな分子である水素は細胞内や細胞核の内部まで入ることが可能で、ミトコンドリアや遺伝情報を傷つけるヒドロキシラジカルのみを選択的に消去することが出来ます。
水素の安全性についてもご説明しましょう。
水素は可燃性のあるガスですが、水素が自然燃焼する条件は「水素濃度4%以上、かつ、温度が500度以上」の場合に限られます。
当院で使用する機器(VitalShare®)から生成される水素ガスは、流量が約750ml/分、純度は99%、濃度は2%~約3.8%で、水素吸入の効果を期待するには十分ですが、水素の自然燃焼が起きる濃度ではありませんので安心してご利用頂けます。
また、吸入した水素は体内のヒドロキシラジカルと反応すると無害な水に変わりますので、過剰吸入による害もありません。
水素吸入療法に期待する効果は、以下となります。
- 抗炎症作用・・・コロナ後遺症、コロナワクチン後遺症、アトピー性皮膚炎、乾癬、アレルギー、創治癒不良
- 血流促進・血管拡張・整腸作用・・・肩こり、腰痛、便秘、シミ・シワ、耳鳴
- 自律神経調整・・・頭痛、抑うつ、不眠、高血圧、高血糖、免疫低下、慢性疲労
- アンチエイジング・・・物忘れ、認知症やパーキンソン病などの変性疾患
水素吸入療法は、下記の自由診療との組み合わせのみでご提供しております。(※水素吸入療法単独では行っておりません)
- 陶板浴と併用する狙い・・・陶板浴で副交感神経を活性化し血管を拡張することで、吸入した水素を身体の隅々まで届ける
- 白玉点滴や肩こり点滴と併用する狙い・・・抗酸化点滴と組み合わせることで、より強力に活性酸素消去を図る
●水素吸入療法・・・500円(税込み) 所要時間:陶板浴や点滴との併用で、約15分から30分
●吸入カニューラ・・・500円(税込み) 初回時に購入、以降は吸入の際に持参して下さい
ご興味の方は、当院までご連絡ください。
※水素吸入療法は保険適応外の自由診療となります。
※当院でご提供している自由診療は全て、事前予約制で行っております。ご希望の方はお電話でご予約をお願いします。(099-297-5588)