【緊張型頭痛】その頭痛、緊張型頭痛かも!?
今回は【緊張型頭痛】について‼
頭痛の生涯有病率は30~70%の範囲と多く、非常に身近な疾患です。
全頭痛の中で最も多いタイプの頭痛は、緊張型頭痛(tension-type headache;TTH)と言われています。
(MEDICA 山陽digitalより引用)
緊張型頭痛は、1.両側性 2.性状は圧迫感または締めつけ感(非拍動性) 3.強さは軽度~中等度 4.歩行や階段の昇降のような日常的な動作により増悪しないのが特徴であり、悪心や嘔吐はなく、光過敏や音過敏はあってもどちらか一方のみである。月あたりの発作日数によって、「稀発反復性緊張型頭痛」「頻発反復性緊張型頭痛」「慢性緊張型頭痛」のサブタイプに分かれます。
【頻発反復性緊張型頭痛】の診断基準
A. 3ヶ月を超えて平均して1ヶ月に1~14日(年間12日以上180日未満)
の頻度で発現する頭痛が10回以上あり,かつB~Dを満たす.
B. 30分~7日間持続する
C. 以下の4つの特徴のうち少なくとも2項目を満たす.
①両側性
②性状は圧迫感または締め付け感(非拍動性)
③強さは軽度~中等度
④歩行や階段の昇降のような日常的な動作により増悪しない
D. 以下の両方を満たす
①悪心や嘔吐はない
②光過敏・音過敏はあってもどちらか一方のみ
E. ほかに最適なICHD–3の診断がない
【慢性緊張型頭痛】の診断基準
A. 3ヶ月を超えて平均して1ヶ月に15日以上(年間180日以上)の頻度で
発現する頭痛が10回以上あり,かつB~Dを満たす.
B. 30分~7日間持続する
C. 以下の4つの特徴のうち少なくとも2項目を満たす.
①両側性
②性状は圧迫感または締め付け感(非拍動性)
③強さは軽度~中等度
④歩行や階段の昇降のような日常的な動作により増悪しない
D. 以下の両方を満たす
①光過敏・音過敏,軽度の悪心はあっても一つのみ
②中程度・重度の悪心や嘔吐はどちらもない
E. ほかに最適なICHD–3の診断がない
難しい診断基準など載せましたが、身体的には無理な姿勢の維持や長時間のパソコンの使用などによって頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなると、乳酸などの疲労物質が筋肉にたまり、これが神経を刺激して痛みを引き起こすと考えられています。
特に、首筋の筋肉が弱い人ほど、頭部をしっかりと支えることができずに頭痛を引き起こしやすい傾向があるようです。
「こめかみが締めつけられるような」とか「肩周囲や首の後ろが重く痛い」と表現されます。肩こり持ちの方に多くみられます。
ロキソニンやイヴなど一般的な鎮痛薬(痛み止め)も効果的ですが、乱用(使い過ぎ)に要注意です‼
当院ではCT(MRIはございません)にて、今頭の中で何か起きていないかどうかのチェックもできますので、
もしかして緊張型頭痛かも⁉と思われる方は一度ご相談ください💁
肩こりのある方に人気です🍀👇👇👇