スタッフブログ

【勉強会に参加してきました シリーズ2】成人病院

皆さまこんちはsun

先日、成人病院で行われた勉強会に参加してきましたhappy01

写真 2016-08-11 21 41 48.jpg

何度か参加させていただいていますが、

今回は、ショートストーリーを題材にして成人病院での取り組みを紹介してくれましたshine
ショートストーリーとは、介護を描いた小説のことで、
あるストーリーに沿って
我々、医療従事者や介護者がどのように接すればいいのかを考える取り組みでした。flair
今回取り上げられたショートストーリーで、若い介護士の女性と入居者の女性とのやりとりで

個人的に胸を打たれたところがあったので、

紹介したいと思います。
介護士の女性は仕事が遅いが、しっかり話しを聞く気配りの出来る女性です。
上司からは仕事が遅いと。
(一部省略)
「時間をかけてはいけないこともあるのかもしれないわね。でもあなたが間違っているわけではないのよ。
あなたは正しいの」
女の子が微かに顔を上げた。私は続けた。
「じゃあ、あなたにあれこれ言う人が間違っているかというと、それも違うのよ。私の夫はね、
警察官だったの。警察官の妻って、人が思うよりずっと大変なのよ。どんなに小さいことでも悪いことは
できないわ。いつも人のお手本となるような振る舞いをしなくてはいけないの。それはね、警察官の
妻という立場がそうさせるの。違う人と結婚していたらそんなふうに思わなかったでしょうね。
写真 2016-08-25 13 50 36.jpg
それだけ、人っていうのは立場とか環境に左右されるものなの。あなたにあれこれ言う人には、
その人の立場とか環境での法律があるわけ。それを信じていると、何が正しくて何が間違っているのか


わからなくなってしまうのよ。その憲法を変えるのはとても大変なことね。私の夫もよく言ってたわ。

組織には魔物がすんでいるんですって。一人で立ち向かうには到底かなわないって。だから若い頃の夫は

じっと耐えて、おかしいと思ったことを決して忘れないようにしていたのね。そしていつか必ず、

自分にチャンスがやってくる。その時が魔物に立ち向かい、憲法を変える時だって。よくそう言っていた。

そして夫は署長になったのよ。


写真 2016-08-25 13 50 47.jpg


ものごとにはね、その時にはどうにもならないことがあるの。だからそういう時は、目の前の事を

一生懸命にやる事よ。自分が正しいと思ったことをね。そして、あなたにあれこれ言う人が言ったことを

よく聴きなさい。あなたにとって耳の痛いことでも、有難いことなのよ。正しいことも、間違った事も

言われるでしょうね。でも、それが正しいかどうかよりも、その人がどうしてそういうことを言うのかが大事なの。

あなた自身が自分の考えをしっかり持って、人の言うことを誠実に受け止めていれば、必ず道は開ける。

あなたにはそれができるわ。あなたなら大丈夫。だからあなたは、やりたいと思ったことを今はやればいいのよ。

人を幸せにするには、まずは自分が幸せでなくてはね。幸せの水がめが満たされていないと、人に分け与える

ことなんかできないのよ。だからあなたは、自分がやりたいと思うことを、やりたい人と、やりたい場所で、

すればいいの。どんなときでも、あなたのことを見ている人が必ずいるから。


いい、認められるというのは、それそのものに大きな意味があるわけではないのよ。大事なのは、

誰に認められるかということなのよ。認められたいと思う大切な人を見つけなさい。

あなたはいつでも幸せになれるし、幸せになる権利がある。それはあなたが決めることなのよ。」





ショートストーリーの一部を抜粋させて頂きました。

今後も色々な勉強会で知識を吸収していきたいと思いますhappy01