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【画像診断シリーズ4】放射線従事者がつけるバッジとは?

皆さまこんにちは(^^)

画像診断シリーズ今回で第4回です!

今回は、放射線従事者が身に着けているフィルムバッジについてお話ししたいと思います。

【フイルムバッジとは】

放射線によるフィルムの感光作用を利用した放射線測定器のことで、

個人の外部被爆線量の測定などに用いられます。

放射線関連の業務をしたときにどれくらい自分が被ばくしたのかを

測定できる小さな測定器です。

最近では、フィルムではなく特殊なガラス素材を使用したガラスバッジや

酸化アルミニウムを使用したクイクセルバッジなどがあるようです。

当院で使用しているのはクイクセルバッジですが、このようになっています。

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体幹部均等被爆の場合(一般的!?な場合)、男性は胸部につけ、女性は腹部につけます。

通常、検査中(X線照射中)に検査室の中に入る事はないですが、

動いてしまう患者さんや支えを必要とする患者さんの場合、

我々放射線技師が検査室の中に入ります。

その場合、患者さんだけではなく検査室の中にいる放射線技師も被ばくしてしまいます。

そこで、どれだけ被ばくしたか測定してくれるのがフィルムバッジという事になります。

(患者さん自身は、検査をするので被ばく線量がどのくらいかおおよそわかります)

ここからが自分の知らなかった事ですが、

今までは職場からバッジが毎月配布され、その月のバッジを回収すると同時に

また次の月のバッジが配布される、という流れでした。

しかし、今年4月より自分で管理をしなければならず、なんとコントロール用のバッジも送られてきて

それも1か月放射線の影響のない場所に保管し、使用済みのバッジと一緒に郵送という形でした。

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コントロールバッジというのは、個人用バッジの自然放射線による影響分を差し引き、放射線業務上の正味の

被ばく線量を正確に算出するために用いるバッジのことです。

確かに自然放射線は地域や季節、環境によって多少の変動はあるでしょうから、コントロール用のバッジは

なるほどと今さらながらに思いました(^_^;)

早目に次の月のバッジが送られてくるため始めは郵送するのを忘れていて…気付いて慌てて郵送して…

以前は気づきもしませんでしたが、事務方の人がこのような面倒くさい作業をしてくれてたんだと

今頃になって感謝しています(^ ^)

最後に、当院が使用しているクイクセルバッジ(OSL線量計)の構造ですが、

クイクセルバッジの測定部(OSL線量計)はOSL素子が装着されたスライドと

フィルタが装着されたケースから構成されています。

ケースには、オープンウインドウ、プラスチック、銅、アルミニウムの4種類

のフィルタがあり、X・γ線・β線の測定に利用されます。

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(クイクセルバッジ取扱説明書 より引用)