グルテンフリーダイエットと糖質制限ダイエットの違い
先日「糖質制限」と「グルテンフリー」の違いって何ですかと患者さんから聞かれました。
糖質とは、糖質=炭水化物と思われがちですが、炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の合計で示されます
糖質制限をしている方はご存知だとはおもいますが、
糖質は主食となる、パン・麺・ご飯などに多く含まれ、その他に根菜類や春雨などヘルシーなイメージの強いもの
にも多く含まれます
パスタやうどん、パンなどがグルテンフリーダイエットで制限する食品と重なるため、同じようなダイエット法と
勘違いされる方も多いそうです
グルテンとは何なんだろう・・・
グルテンとは、小麦粉に含まれるタンパク質の一種で、粘り気と弾力を出す働きがあるので
うどん、パン、パスタなどのさまざまな食品、さらに化粧水にも使われているそうです
それともう一つグルテンには「グリアジン」というアミノ酸が含まれており、このグリアジンに過剰に反応
するアレルギー体質の人がグルテンを摂取すると消化不良をきたすこともあるそうです
それによってガスが溜まり下痢や便秘などの腸トラブルによって吐き気や痛み、湿疹などの症状が現れる人がいる
そうです最近はグルテンフリーの食品が多く出回っているのをよく目にします
グルテンフリーは元々、グルテンアレルギーの治療目的、腸疾患の予防や改善を図るための食事療法として
欧米で普及されたそうです
これらの食品は原材料として小麦の代りに、米粉、じゃがいも粉、玄米粉などグルテンを含まない混合粉
を使用している事が多いそうです
そのため、グルテンは排除されているが糖質は排除されておらず糖質量は多い傾向にあるそうです
①グルテンフリーダイエットはあくまでもグルテンの有無が対象で糖質の有無考慮していない
②制限する食べ物が重なる部分があるのでグルテンフリーダイエットと糖質制限ダイエットを同じもの
と捉えがちですが異なるダイエット方法である
という事が分かりました
患者さんからの疑問や質問で私自身もさまざまな事を学ばせてもらえるので嬉しく思います