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これって受診した方がいいですか?【目がチカチカする】

皆様こんにちは☀

当院は、1日に多い時で80本ほどお電話をいただきます📞

なかなか電話が繋がらずご迷惑をおかけしております、ご容赦下さいませ🙇‍♀️

 

その電話の中で受診した方がいいのか?そうでないのか聞かれることも多々あります。

 

今回はその中の一つをご紹介🍀

当院を受診したことない方で、初めてのお電話の方でした。

 

「目がチカチカするが、受診した方がいいですか?」と。

 

これだけでは何とも言えないですが、当院は脳神経外科ですのでパッと思い浮かぶのが閃輝暗点なのかどうか?と。

 

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ちなみに閃輝暗点とは、脳血管の収縮、拡張によって生じる視覚障害のことです。

視覚野と呼ばれる視覚に関係する血管の血流が一時的に悪化し、
それが解消した際に視覚異常として症状が現れます。

あくまで脳血管が原因であり、眼球自体に異常が発生したわけではありません。

発生理由はストレスや食べ物の影響があると言われていますが、断定することは難しいです。
そのため予防することは困難です。思い当たる節がある場合にそれを控えるぐらいしか予防策はありません。

 

視界の一部が…

・ギラギラする(光の輪のようなものなど)

・ギザギザする(尖った波模様など)

・キラキラする(眩しい、光ったような感じなど)

・見えなくなる(真っ暗になる、真っ白になるなど)

・ゆがんで見える

・ゆらゆら動く

閃輝暗点の症状は波模様のように動いていることが特徴です。

視界に鋸状のギザギザした光が現れ、時間とともに光が段々と大きく拡大していきます。

一般的には下記の図のような症状として表現されますが、見えている光の形状や光の色、光っている部分の見え方(視力)、症状の継続時間、出現頻度には個人差があります。

 

閃輝暗点

※「神経眼科 臨床のために 第2版」より引用

 

症状が出ている時間は、10~30分くらいが多いようですが、長いものは1時間続く場合もあります。頻度は、数年に一度から毎日起こるまで様々です。

閃輝暗点は、頭痛前兆現象(オーラ、migraine with aura)として有名です。

閃輝暗点に対する治療は、今のところありません。

しかし、頭痛のない閃輝暗点のみの方もまれにいらっしゃいます。

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ここで最初に戻りますが、目がチカチカするので受診した方がいいのか否か。

目がチカチカという表現が閃輝暗点であるとするのならば、

 

・初めて閃輝暗点が起こった

・閃輝暗点が治まらない

・頻回に閃輝暗点を繰り返すようになった

・いつもと違う視野障害が起きた

・閃輝暗点とは別の症状もある(めまいや嘔気、手足の症状など)

 

こういった場合には、受診をした方がいいと思います。

頭の中に異常がなければ、あとは目そのものが大丈夫かどうか、、、見え方が変わらず異常がある場合は眼科受診してみてもいいかもしれません。

 

ご参考までに💁

 

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