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硬膜下血腫と頭部打撲時の注意点について【画像診断シリーズ 2】

 当院は、脳神経外科ということもあり頭部打撲後、症状が続いたり

心配になって来院される患者さんも多いです。

特に、小さなお子さんをお持ちの方は

『頭打ったけど大丈夫かしら』と心配になって

来院されます。そこで、

今回は、

  《慢性硬膜下血腫と頭部打撲時の注意点》について

  紹介したいと思います。

また、頭をぶつけた後CTなどの画像検査をした方が

いいのか?ポイントを説明したいと思います。

慢性硬膜下血腫(CSDH:Chronic Subdural Hematoma)とは、

  脳を覆っている硬膜と脳の隙間に血(血腫)が貯まる病気で、

  血腫が脳を圧排して様々な症状がみられます。

      写真 2016-07-13 9 03 06.jpg

  原因としては、頭部打撲や本人が外傷と自覚しないほどに軽微

  なものでも発症します。

  慢性硬膜下血腫は通常、高齢で男性に多くみられ、

  アルコール常飲者にも多いです。

     写真 2016-07-13 9 29 59.jpg

  一般的には軽微な頭部外傷後の慢性期(約1-2ヶ月)に頭痛、

  片麻痺(歩行障害)、精神症状(認知症)などで発症します。

    写真 2016-07-13 9 30 11.jpg

  当院においても頭部打撲の患者さんがよく来院されます。

  頭をぶつけた時に皆さんが心配されるのは

      『脳に異常が起きていないか?』

  ということだと思います。

           ”急に起きる可能性のある異常”

           ◉急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、脳挫傷◉

  これらは命に関わりうるものですので、早急な対応が必要です。

急性硬膜下血腫については、以下の院長ブログもご参考下さい。

https://www.ninchi-shou.com/entry/ASDH-urokinase-therapy 

           ”ゆっくり起きてくる可能性のある”

           ◉慢性硬膜下血腫◉           

   上記に説明したように、頭部打撲後しばらくしてから

   ゆっくりと脳の外側に血液成分が貯まってきます。

   脳が萎縮して隙間が増えてくる高齢者に多いです。

   慢性硬膜下血腫のCT画像が以下です。

       <慢性硬膜下血腫>                         <正常>

   写真 2016-07-13 10 22 47.jpg        写真 2016-07-13 10 23 07.jpg

   写真 2016-07-13 10 22 58.jpg        写真 2016-07-13 10 23 15.jpg        

   両側に脳の外に三日月状にうっすら白くみえるのが血腫です。

   右側の正常時と比較するとわかりやすいと思います。

   頭をぶつけた場合、

         「すぐに検査をした方がいいの?」

   という質問を受けますが、

  1. ぶつけた直後に、しばらく反応がなかった。もしくは反応が鈍かった。
  2. ぶつけた直後は特にどうもなかったが、しばらくして吐き気が出てきた。

   このような場合には、頭のCTを撮ってみることをお勧めします。

   また、頭をぶつけてしばらく経ってから

  1.  身体半分の動き(右や左の手足)が鈍い、フラフラする。
  2. 徐々に強まってくる頭痛。               

    このような症状が出てきた場合にも、頭のCTを撮ってみることをお勧めします。

(ひらやま脳神経外科 院長作成の「頭部打撲の注意点より」引用)

    ≪次回予告≫

       当院のレントゲン、CT、エコー室(兼用)を紹介したいと思います(^^)

めまいについてはこちらのブログも参考にしてみて下さい

https://hirayama-ns.jpinformation/blog/post_49.html

頭痛・肩こりでお悩みの方は一度試してみてはsign02

https://hirayama-ns.jpinformation/blog/post_73.html